そば打ち職人、山本陽平さん

鎌倉に「段葛こ寿々」という大人気の手打ちソバのお店がある。その店でソバを打つ、加子母出身の山本さん。その店は。JR鎌倉駅から、鶴岡八幡宮へ向かって大きな道沿いの右側にあります。土日ともなると、行列ができるお蕎麦屋さんなのです。

段葛(だんかずら)とは鎌倉の鶴岡八幡宮の参道である若宮大路の中で二の鳥居から八幡宮までの歩道ですが、特徴が車道より一段高くなっているのです。これは鎌倉時代初めに山を削り屋敷を多く造ったために、雨が降ると若宮大路に土砂や水が流れ出したので一段盛り上げて造ったためです。段葛の左右には桜の木が数多く植えられており、季節になると満開の桜で華麗に彩られ、大勢の観光客で賑わいます。ただ、訪問時にはこの大路もこの時季はまだ時折寒風吹き抜ける透明な光りのような冷たさを漂わせています。そんな一角に昭和初期の木造で優雅な構えの店が「段葛こ寿々」なのです。

この店の名物にソバ以外に「わらび餅」があります。なんと日本一うまいという評判ですが、日本一のわらび餅と言えばご存知「加子母のわらび餅」ですよね。

実はこの山本さんは加子母のわらび餅の山本屋さんの息子さんなのです。ということでわらび餅は同率一位ということにしときましょう。加子母でもおいしい手打ちソバが食べれるといいですね。