奇祭 なめくじ祭/今年は8月18日でした。(平成23年のなめくじ祭は8月8日)

毎年旧暦の7月9日に行われる

これは中津川市加子母小郷区の加子母大杉地蔵尊で、文覚(もんがく)上人の墓碑にはい上がるナメクジを参拝するという奇祭。ナメクジはこの旧暦の7月9日、一年に一度この日にしか姿をあらわさず、夜明けとともに姿を消すというのです。

平安から鎌倉時代の武将「遠藤盛遠」(えんどうもりとお)が荒修行を超えて文覚上人という高僧になりました。若き日の盛遠は友人の妻「袈裟御前」(けさごぜん)に横恋慕をしてせまりました。すると袈裟御前は、「7月9日の夜中、夫を一人で寝せておくので、その首をはねて下さい。」と答えます。約束通り7月9日夜、盛遠は布団をかぶって寝ている友人の首をはねます。ところが、寝ていたのは袈裟御前その人でした。袈裟御前は夫を助けるために盛遠に殺されたのです。盛遠はこの罪を償うために出家し諸国を周りながら修行を続け小郷の地で没します。その後、小郷の人々は、現在の地に奥の山から切り出した石により墓を建立してお参りを行っております。その墓石には、旧暦の7月9日になるとどこからとなく墓石に「ナメクジ」が這い上がり夜明けとともに消え去ります。これは、盛遠が荒修行を乗り越えて高僧となって罪をつぐなったことでその罪を許す袈裟御前の霊だと言われ、背中には黒い筋があり刀傷だと伝えられております。

九万九千日

この日を九万九千日と言われ一日の参拝で九万九千回お参りしたことになるという大変ありがたい日といわれております。

なめクジ

ナメクジにちなんだくじの「なめくじ」販売は豪華賞品が当たるなど大変好評を得ております。